金属床義歯とは、 義歯の土台(歯肉に触れる部分)が金属でできている入れ歯です。

メリット

• ほとんどの症例で使用する事ができる
• 入れ歯を薄くする事が可能なため、違和感が少ない
• 金属の熱伝導性がある為、食事の際に温度感覚が自然に近くなる
• 汚れがつきにくいので清潔に保てる
• 割れにくく変形しにくい
• 保険の入れ歯よりも適合が良い

デメリット

• 壊れた際の修理や調整が難しい
• 骨が痩せてくると徐々に合わなくなってくる
• メタルアレルギーの方は、使用金属のアレルギーテストが必要

ノンクラスプ義歯とは、金具を使用せず樹脂でできた入れ歯です。

メリット

• 最も自然な見た目であり、審美性に優れる
• 軽く薄く装着時の違和感が少ない
• 金属を使用しないので金属アレルギーの心配がない
• 金具を残った歯にかけないので、歯への負担が少ない
• 金属床に比べ比較的安価である

デメリット

• 適用できる症例に制限がある
• 強度がそこまで高くないため、噛み合わせによっては壊れやすい
• 樹脂性の為、素材の寿命が短く2，3年で作り直しが必要である
• 壊れた際の修理や調整が難しい